その他経営のみるべきポイント

今回は古本買取店としてではなく、 多くのお店にとっての共通項目と言えるかもしれないません。 まずはリピーターについて考えてみましょう。 お店の経営にとっては、新規のお客様を獲得するよりも、 リピーターを増やすことのほうが大事なことも多いでしょう。 一度、来店したお客様を再び「顧客」として迎えることができるかどうかが、 成功の鍵を握るのではないでしょうか。

海外大手ショッピングセンターなどのネットモール類を使って いくら本を買ったところで、お客様には、そのお店で買ったという自覚は少ないでしょう。 海外大手ショッピングセンターサイトは全体としての顧客サービスには努力していますが、 個別のお店がリピート客をつかむための仕組みはまったく用意されているように感じません。 モールのインフラなどが変化したときに大打撃を受ける可能性もゼロとはいえないでしょう。 次はマストには感じにくい内容ですが、提案のような内容になります。 消費者は物としての商品を買うだけではなく、 古本買取店の店主の人格をも合わせて買っている面があります。

なのでイベントを主催すれば、売るべき人格をグストに代行してもらうことができます。 その意味でも、イベントを開催して人と人との出会いの場を作り、 自ら演出していくことがとても有用だと思うのですがいかがでしょうか。 最後は棚作りです。

個性派の古本買取店の品揃えや店内の棚作りは、 「政治」「経済」「歴史」などという、 一般的な基準で古本買取屋の新しいビジネスモデル分けてはむずかしそうです。 ここで求められる基準は、例えば古本を美しく見せることです。 また、古本に意味付けをすることでもあります。 その古本にどんな価値を見いだすのか、 店主の価値観や世界観が棚に表れるとよいでしょう。

古本屋は限られた空間なので、 例えば人類学のコーナーを作ろうとする際、 基本的な本を完壁にそろえた棚作りは不可能に思います。 そこで、「人類と言語」「人類と音楽」「音楽と女性」など、 二つのキーワードが交差するように一つ
の棚を作っていきます。 そうすることで、実際は「いまある本」を並べ直しただけでも、 あたかも意図的に本を集めたかのように演出できると思います。