本の分類の方法

自分の蔵書にしても、開店前にあれこれと集めた在庫にしても、何がどれぐらいあるかによって、陳列法は変化すします。陳列の仕方は何種類かあります。専門書が多い店では、図書館スタイルで日本十進分類法を採択している店もあります。しかし、厳密にこんな分け方をしている古本屋はあまりありません。在庫のジャンルがどうしても偏ってしまうからです。しかも、ロシア語や蚕糸業などの本が入ってくることは稀で、とてもそれ用のコーナーまで作ることはできません。ジャンル別に仕分け陳列するのに、堅苦しい表記はやめにして、面白おかしくやる店もあります。「やくざ」「死体」「風俗嬢」「アブノーマル」そうした特殊な分類法で陳列するのも面白いでしょう。
実際問題、本の分類整理は本についてあまり知らない人には難しいと思います。これはエッセイなのか小説なのかは、目次を見たり、ちょっとめくって中身を見れば判断できますが、ある大手のチェーン店では、戯曲を音楽の棚に並べてましたし、柳田国男と、柳田邦男を並べておいてありました。タイトルだけでは錯覚したり誤解したりすることがあります。
本の分類陳列は、サイズで行うこともあります。同じ大きさで棚に並べたほうが綺麗に見えるからです。大型本は大型本で、新書判は新書判で、本の判型で揃えると統一感が出て、綺麗には見えますが、選ぶほうは大変です。文庫本や単行本は、著者別に揃えると探しやすいでしょう。「あ」から始まり、「わ」まで、作家の名前プレートを本の聞に挟んで可視性を高めます。出版社別に並べるとそれはそれで締麗に揃って見えるでしょう。作者別にするか出版社別にするか、それは在庫の量にもよります。文庫本だけで、半間幅の本棚が十本は使うのであれば、作者別に揃えればいいし、三本しかないのであれば、出版社別もいいと思います。店に入ってきたお客さんが混乱しないように、本棚には図書分類板を本棚の天に貼るか天井から吊り下げるかしておくと親切でしょう。

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